第4号のできるまで

2005年1月24日(月)

第4号本日から取り掛かります。
ブロックの取り付け。あとではずすので、にかわでなくボンドで。
型は先生のものを使わせてもらっています。
トップ、センター、エンドと厚さが違っている所がポイントです。
ブロックがくっついたら、楽器の形に合わせて、余分なところを削り取ります。


2005年2月5日(土)

横の板の取り付け。
板の厚さは2mm均一に。
ブロックと接するところだけ、にかわ付けしてクランプで固定。


2005年2月18日(金)

横の板の余分なところをカット、特にコーナー部分はきれいに整形。
今日のメインはリブの取り付け。
横の板の内側に同じくらいの厚さの補強材をにかわではりつけます。
写真では分かりにくいですがコーナーのブロックに切れ込みをいれて挟み込んだりしています。


2005年2月25日(金)

いよいよ裏板へ。
先生にはぎ合わせてもらった板に、型の線、さらにその2mm外側に線をひきます。
2mmの外線よりも余裕をもって切り出し。
あとはアーチをかたどった治具を使ってひたすら削っていきます。


2005年3月3日(木)

今日も裏板の整形。
前回とあまり変わってるようには見えませんが、薄くなってます。
理想に近づいてきたら、深い傷は致命傷になりかねないので、慎重になります。


2005年3月11日(金)

輪郭の整形。
表面の小さな傷を消していきます。
また、周辺部の厚さを4mm前後まで薄くして統一します。
いよいよパフリングの準備に入ります。
パフリングカッターで薄く跡をつけてから、カッターで深く切り込みを入れます。
パフリングカッターの届かないところや、コーナーはフリーハンドで。


2005年3月24日(木)

今日はパフリングが入りました。
パフリングカッターで傷つけた跡をカッターで深く切り込みを入れます。
改造した彫刻刀で溝を彫っていきます。
コーナー、ボタン、エンドピンと6箇所を端とした長さにパフリングを切り分けます。
パフリングをアイロンで温めながら変形していきます。
丁度良い長さに切ります。コーナーは美しく見えるように。
溝に、にかわを流し込み、パフリングを入れていきます。カナヅチで叩いて押し込みます。


2005年4月1日(金)

裏板、外側の整形。
前回と同じように見えますが・・・。
パフリング周辺を彫りこんであります。
彫った分、形が崩れてしまうので、全体の曲線がきれいになるように形を整えていきます。





2005年4月7日(木)

裏板、内側の作業に入ります。
内側をえぐるように彫っていきます。
写真は、ガイドになるための穴を、ドリルで開けたところです。
およそ5.5mmの厚さが残るように穴が開いています。
ここまでは何も考えずにひたすらカンナで削っていけます。
最終的には一番薄い所で2mm超、厚い所でも4mmくらいまでにします。



2005年4月21日(木)

裏板、内側の作業の続きです。
さらに薄くしていきます。
穴が残ってる所は安心して削っていけますが、その後は常に残りの厚さに気をつけていきます。
家でだいたい5mm平均まで削っていき、今日の終了時に2.5〜4mm位までにしました。
タップトーンはおよそGくらいで、重さは116gです。
特に周辺をもう少し削り込んで、Fくらいまで下げればよいでしょうか。
緑のマットは、表側が傷つかないよう自分で作ったものです。


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