加藤ヴァイオリン工房

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現在年月日
現在時刻


日本ではあまり知られていない
手工ヴァイオリン工房です。
音質、弾き心地にこだわった
手作りバイオリンを、
販売しています。

修理、調整も承ります。


楽器の注文がございましたら


03−3772−2597

までお問い合わせください。

工房所在地 東京都大田区



楽器について


豊かな音質、リスポンスの良さ、好ましい音質を求めて研究・製作をしています。

私自身が若かった頃、良質の楽器があまりにも高価で入手できず、

口惜しい思いをしたこともあり、

できるだけ良心的な価格で販売できるように心がけています。

製作楽器として

ヴァイオリンは、ストラディバリ・ガルネリのコピー

ヴィオラは、アンドレア・ガルネリを基に、私なりの考えを加えた390mm・410mmのもの

チェロは、ドメニコ・モンタニアーナのコピーがあります。

流通コストがかからないためと、在庫整理の意味もあり、以前より格安になっています。


ヴァイオリンができるまで


1.バイオリンの材料

表板(弦の張ってあるある側の板)は松の仲間の木材です。私は主にヨーロッパアルプス
の東側の斜面や、イタリア側で採れた木、少なくとも15年以上乾燥させたものを使いま
す。弦を押さえる所(指板)は黒たんで、他の部分は全て楓材です。 楓材はバルカン半
島産のものがよいとされています。 付属のペグ(糸巻)やあご当、緒止め板などは、好
みに応じて黒たん、ローズウッド、つげなどを使用します。             

2.製作工程

ヴァイオリンの胴の形をした枠(内枠)に6か所、ブロックと呼ばれる軽い木片を取り付
け、整形してから板を貼ります。枠の形はストラディバリ、ガルネリなど製作するモデル
によって、少しずつ違います。 次に厚みのある材料から、表・裏板を削りだします。 
ブロック状の楓材からネックとスクロールを削り出し、表・裏板を張り付けた胴に取り付
け、次に指板を正しい形状に削り、取り付けます。 もちろん、この工程の間に、表板に
fホールを開けたり、バスバーを取り付けたりする細かい作業があります。      

3.組み立てた後は・・・

まずテスト。つまり弦を張って音を鳴らしてみます。滅多にありませんが、重大な欠点が
あれば表板をはずして調整をします。ニスを塗ってからでは面倒なので、ここでテストを
しておくわけです。白木のヴァイオリンは、そのままある程度の期間乾燥させます。これ
をシーズニングと言っていますが、製作している土地の気候により、乾燥機関に長短があ
るようです。そしてニスを塗ります。日本では多くの製作者が乾燥の早いアルコールニス
をしようしているようですが、私は頑固に300年前と同じようにオイルニスを使用して
います。オイルニスは乾燥が遅いので、ニス塗りに最低でも1か月程度時間をかけます。

4.いよいよ最終段階

ニスが乾燥したら出来上がり?な〜んて、大間違いです。最後にフィッティングという重
要な作業が残っています。白木の段階でおおよその事はやりますが、最後に”駒”と”サ
ウンドポスト(胴の中に立っている小さな木の棒)”の調整を行います。このフィッティ
ングによって、その楽器を生かすことも駄目にしてしまうこともできます。よく響く音量
の豊かさ、好ましい音質は常に求められていますが、加えて、弾きやすさ、リスポンス
(応答)の良さが大切です。これらは全行程の技術と配慮、そして何より大事なのが、製
作者のセンスの結晶なのです。そう!最後にモノを言うのはこのフィッティングなのです。
ですから、良質な楽器であればある程、楽器を良好な状態で使用するためには、1年に1
回、少なくとも2年に1回位は、腕の確かなセンスの良い人に調整をしてもらうことが大
切なのです。


製作教室


以前開設されていた製作教室は、現在やっておりません。


価格情報

工房作品案内

私の制作したバイオリン、ヴィオラ、チェロは全て完全手工品です。
手工品と表示されていても、工程の大部分を機械製作した部品を組み立てたものもあり、
その判断は見ただけでは困難です。
材料の木材は1つ1つ性質が違い、それらを組み合わせてよい楽器にするには、
1人の人が一定の目標をもって製作しなければなりませんが、
このような方法ではコストがかかりすぎます。
多く市販されている工業的機械製作は、良質の楽器作りには
向かないやり方で製作されていると、私は考えます。

良いバイオリンを製作するのが目的か、それとも利益追求が目的かによって
製作された楽器の質は大きく異なることになります。
当工房では、完全手工のヴァイオリン等を常時展示し、自由に試奏していただいて、
私の製作した楽器の価値を知って頂きたいと思ってます。

ご来訪をお待ちしております。
尚、その際はあらかじめお電話をいただけるようお願い致します。


展示作品基準価格


作品モデルサイズ値段
ヴァイオリンストラディバリ4/4¥200,000
(計11台)ガルネリ4/4¥200,000

ヴィオラアンドレアガルネリ390mm¥250,000
各1台410mm¥250,000

チェロドメニコモンタニアーナ¥400,000
計2台




尚、取り扱ってるのは、楽器本体のみで、弓・楽器ケース・その他付属品等は取り扱っていません。


               

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加藤先生への連絡は上記の電話のみとなります。
このHPは加藤先生の依頼のより(笠波貴正)が作成しました
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笠波貴正(かさなみたかまさ)のHPです。
加藤先生指導による、楽器製作の様子を紹介しています。