ゼノサーガについて


タイトル ゼノサーガ エピソードI 力への意志 - Der Wille zur Macht -
発売元 ナムコモノリスソフト
機種 プレイステーション2
メディア 片面2層DVD−ROM1枚
メモリーカード 165KB(PS2専用)
デュアルショック2 対応
5.1chドルビーデジタルオーディオ 対応
PS2専用HDD 対応(データキャッシュ機能・セーブ)
発売日 2002年2月28日
価格 7800円(初回限定版12800円)

ゼノギアスの開発総指揮者だった高橋哲哉氏がスクウェア(現スクウェア・エニックス)から独立してナムコ出資で創設した、モノリスソフトの第1弾作品。

監督・脚本は高橋哲哉氏。キャラデザインは田中久仁彦氏。音楽は光田康典氏。メカニカルデザインは石垣純哉・麦谷興一・沙倉拓実氏。

ゼノギアスの世界観をいったん解体し、新たに再構築した、宇宙の創世から終りまでを描く壮大な叙事詩の第1作目となる。

スクウェア(現スクウェア・エニックス)の著作権がどうなったかは不明。しかしナムコとの業務提携を発表したので問題はないのか?

舞台はゼノギアスのエピソード1、15000年前の星間戦争あたりらしいが、

「ウヅキ」「ゾハル」等の共通の用語は含まれるが、厳密な意味でのゼノギアスの続編ではないらしい。

初回限定のプレミアムボックスは、ピクチャーディスク仕様DVD-ROM、KOS−MOSフィギュア、
ビジュアルブック、特製バインダー、キーホルダーが付属。

片面1層DVD−ROM2枚組から、片面2層DVD−ROM1枚(記録層が2層構造)に仕様変更。ディスク入れ替えは不要になった。


エピソード1 リローディッドについて

タイトル ゼノサーガ エピソードI リローディッド 力への意志 - Der Wille zur Macht -
発売元 ナムコモノリスソフト
機種 プレイステーション2
メディア 片面2層DVD−ROM1枚+DVDビデオディスク同梱
メモリーカード 165KB(PS2専用)
デュアルショック2 対応
5.1chドルビーデジタルオーディオ 対応
PS2専用HDD 対応(データキャッシュ機能・セーブ)
発売日 2003年11月20日
価格 4800円

ゼノサーガ海外版をベースに、日本向けに再構成されたもの。セリフは英語音声のみの収録となっている。
「KOS-MOS」と「M.O.M.O」にオリジナルコスチュームを追加。
クリアしたところまでのイベントシーンを何度も鑑賞出来るイベント回想録機能も追加。
「エピソード2 善悪の彼岸」のデモ映像のDVDを同梱。


西暦20XX年、一人の男の手によって、アフリカ・トゥルカナ湖より謎の物体が発見される。

遺跡の中から発見された謎の物体。やがて、その物体は「事象変異機関・ゾハル」と呼ばれるようになる…

それよりもさらに数千年先の未来、「ある理由」によって地球圏を放棄せざるを得なくなった人類が宇宙に進出し、

「枢機院」と呼ばれる管理機構の統治のもと、星系間を空間歪曲航法によって結ぶ「U.M.N.(ウーヌス・ムンドゥス・ネットワーク)」や、

進んだ惑星開発技術を基盤として、約50万の惑星国家からなる「星団連邦」を形作っていた時代。

人類は「星団連邦」を結成し、彼らに敵対する存在として、「巡礼船団(グノーシス)」が登場。

グノーシスは、特別な知覚でしか姿を捕らえることができない。彼らは人類の居住宙域すべてで戦闘を繰り広げている。

一方、「星団連邦」に属する組織でありながら、「U.M.N.」を構築して軍事と通信ネットワーク分野を掌握する勢力「ヴェクター」が存在する。

総帥ヴィルヘルムを長に頂く彼らは、人に使役する存在・合成人間「レアリエン」と、グノーシスへの対抗手段として、

「A.G.W.S.(Anti Gnosis Weapon System)エイグス」という対グノーシス用戦闘兵器や、「KOS-MOS」を開発した。


キャラクター

パーティーキャラ

シオン・ウヅキ 22歳。ヴェクター第一開発局、KOS-MOS開発計画の主幹技師の女性。メガネっ娘。
シタン・ウヅキとは直接の関係はないらしい。幼少時、故郷が戦乱に巻き込まれ、両親を失い、さらに
二年前に初恋の男性を事故で失うという、心に深い傷を負ったが、それを決して表に出さない前向きで明るい性格。

ケイオス 外見上16歳。混沌の名を持つ。ゼノサーガの物語の大きなカギとなりうるキャラ。
自分の名前以外は一切の過去を語らず、記憶の有無を含め、すべてが謎に包まれている少年。

KOS-MOS(コスモス) 外見上18歳。秩序の名を持つ。ヴェクターによって開発された女性型戦闘用アンドロイド。
コスモスはシステム名称で、彼女自身の名前ではない。開発者であるシオンは無条件に護る。
合成人間(レアリエン)技術の発達したこの時代において、全てが機械部品で構成されている。

M.O.M.O(モモ) 外見上12歳。グノーシスを知覚するためのD.S.S.Sを搭載した百式観測レアリエンのプロトタイプ。
外観は開発者、ヨアキム・ミズラヒの亡き娘、サクラ・ミズラヒを基にして作られた。
善行を積んで、父ヨアキムのいる天国へ行く事を夢見ている。

Jr.(ジュニア) 外見上12歳。星団連邦ミルチア自治州にある特殊財団、クーカイ・ファウンデーションの代表理事の一人。
見た目は幼いが、実年齢は不明で、かなりの博識。この時代においての古書や古式銃を収集する趣味を持つ。

ジギー 外見上30歳。「モモ」の保護護衛の任を受けた戦闘用サイボーグ。
連邦警察第1875特殊作戦司令部分遣隊隊長として30歳で殉職後、強化素体用に献体され、
戦闘用サイボーグとして接触小委員会に配備された。献体後98年経過している。コードネームは、Zigratt8。


サブキャラ

マシューズ 40歳。航宙貨客船エルザの船長。ジャンク屋稼業を営んでいる。数年前にケイオスと出会い、以後行動を共にしている。
浪費癖があり、常に借金に追われている。クーカイ・ファウンデーションにも借金をしていて、エルザも担保に取られているほど。

トニー 29歳。エルザの操舵手。一見優男風だが、ひとたび操縦桿を握ると、その人格が変わって見えるほどの暴走癖の持ち主。
その操縦テクニックにおいては、右に出るものはいない。女好き。

ハマー 27歳。エルザのナビゲーター。お調子者だが、ナビゲーター、エンジニアとしての腕も一級品。
10代の頃は天才ハッカーだったが、ある犯罪組織のデータベースに手を出し、命を狙われたところをマシューズに救われる。
トニーとは幼馴染。ゼノギアスと同じく、語尾が「っす」。

ヨアキム・ミズラヒ 死亡時52歳。希代の天才と呼ばれた科学者で、既に死亡。百式観測器の提唱者で、モモの製作者。
彼の研究成果は星団連邦の発展に大きく貢献したが、死因も含め、謎に包まれた面が多い。天才である反面、狂人とも呼ばれる。

ユリ・ミズラヒ 44歳。対グノーシス組織「接触小委員会」の設立を提唱した女性。ヨアキムの前妻。戸籍上のモモの保護者になっている。

ガイナン・クーカイ 26歳。クーカイ・ファウンデーションの代表理事の一人。沈着冷静、穏やかな性格は、財団内外からの人望が厚い。

シェリィ・ゴドウィン 22歳。ガイナンとJr.を補佐し、クーカイ・ファウンデーションを支える女性。
以前はある製薬会社が非合法に所有した実験体の一人だった。

メリィ・ゴドウィン 20歳。シェリィの妹で、同じくクーカイ・ファウンデーションを支える女性。
同じく実験体だった。なぜか謎の地方星系の言語でしゃべる。

マーグリス 44歳。U-TIC機関の中心人物の一人。拠点の小惑星プロレマの総司令官。

ペレグリー 35歳。マーグリスの副官を務める女性司令官。

アンドリュー 36歳。星団連邦の中佐。ヴェクターの新造艦船「ヴォークリンデ」の副長を務める。

バージル 32歳。星団連邦の海兵隊に属する中尉。

ヴィルヘルム ヴェクター・インダストリー社の総帥。

アレン・リッジリー 24歳。KOS-MOS計画の副主任を務める。シオンより年上だが1年後輩の部下。

ミユキ・イツミ 20歳。シオンの後輩に当たる、ヴェクター第一開発局に所属するプログラマーで、メカオタク。
特許申請が趣味でシオンたちを実験台に発明に没頭している。

アルベド 外見上26歳。髪の色と性格は全く異なるが、顔はガイナンにそっくりな謎の男。モモに執着がある。

キルシュヴァッサー 量産型百式観測レアリエン。モモにそっくりで、いつもアルベドのそばにいる。

ジン・ウヅキ 35歳。シオンの兄。まさにシタンを彷彿とさせる。刀マニアらしい。

ネピリム 謎の少女。ゼノギアスのエレハイムに似ている。


A.G.W.S.(エイグス)

対グノーシス用に開発された戦闘兵器の総称。形態は人型だけでなく様々なものがある。
今までの標準的なサイズ(8〜16M)では神出鬼没のグノーシスに対して対処しきれない為、
約5Mまでサイズを小型化していかなる状況にも対応できる汎用性を持たせた。
機体形式は、量産・汎用機のAGシリーズと試作・専用機のVXシリーズに分かれる。

巡礼船団グノーシス

物語の上での数十年前に現れた、明らかな敵意を持って襲ってくる謎の生命体。
特定の条件でないと、物理的に干渉することができない。巡礼船団とは、戦場に生物兵器とともに現れる巨大宇宙船より呼ばれている。

星団連邦

あらゆる星系に散らばった人類が作り上げた管理機構。枢機院によって統治されている。

ヴェクター

総帥ヴィルヘルムを頂点とする、1企業の枠を越えるほどの影響力・発言力を持つ巨大複合企業。

レアリエン

ヴェクターが作り上げた、人に使役するための合成人間。
この技術の発達で、純粋な機械部品のみによるロボット・アンドロイドは減少の一途をたどっている。


バトルは3人パーティが基本。それぞれのキャラは「A.G.W.S.(エイグス)」と呼ばれるロボットに乗降が可能。
攻撃はボタンの組み合わせによる通常技と、必殺技による攻撃が基本。A.G.W.S.は、機体の各パーツごとに武器を装備することができる。

戦闘でのエンカウント突入は、ランダムエンカウントではなく、マップ上に現れている敵との接触で発生。
敵には索敵範囲が設定されていて、その範囲に入ると、敵がプレイヤーを追いかけてくる。工夫次第で、戦闘を回避することもできる。

イベントシーンも全てフルボイス、リアルタイムCGで描かれる。

ゼノギアスのミニゲーム・バトリングのように、AGWSを戦わせるミニゲームも存在する。カードゲームもあり。


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