カキ
 種類は沢山ありますが、この写真のものは「富有柿」です。春に白い花をつけ、秋にオレンジ色に熟します。実は果物として、一時期秋の味覚の座を占めますが、葉もお茶や柿の葉ずしの材料としても使用されます。

富有柿
明治40年(1907)かつらぎ町島の山本長左衛門氏が東京の農園から「富有」の
苗50本を取り寄せ、水田に植栽したとされています。(かつらぎ町誌)
 また、同年、九度山町役場が岐阜県より富有の苗木を買い入れ、古沢に植えられ
たとされています。(下古沢中心誌)
 その後、大正10年に橋本市学文路の奥田耕一氏が、12年には入野(現 川辺町)
14年に那賀郡麻生津村に導入されたと記録にあります。


・柿の木科カキノキ属 kaki : ・学名 Diospyros kaki Diospyros : 柿(日本名) Diospyros(ディオスピロス)は ギリシャ語の 「Dios(神、ジュピター)+ pyros(穀物)」 が語源で、”神の食べ物”の意味。